浅田次郎
浅田次郎作品が結構 好きです。
浅田次郎をネットで検索すると、
三島由紀夫の自決に影響され自衛隊に入隊、のちアパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。悪漢小説ののち、『地下鉄に乗って』で吉川英治文学賞、『鉄道員』で直木賞を受賞。時代小説やエッセイのほか、『蒼穹の昴』などの中国歴史小説がある。日本の大衆小説の伝統を受け継ぐ代表的な小説家といえる。
だそうです。
くたびれた中年を描かせたら天下一品です。
しかし、そのくたびれた中年の周りには必ず、いい人間がいて、その中年に暖かい手を差し伸べる、そんな作品を多数 かいています。(そうじゃない本もありますが)
そんなくたびれた中年を書いた作品のうちのひとつ「天国までの百マイル」好きです。
平たく言えば、落ちぶれた中年が、心臓病の母を160キロ(百マイル)離れた病院まで、搬送する物語なんだけど、
完全などん底の生活から抜け出そうともがき苦しみ、光を見出していくとことか
その過程でめぐり合う人との優しさにふれたり、強さや、
お金がなくなって初めて気づく大切なこと、など、涙なしには 読めません。
決して ハッピーエンドとはいえないけど、暖かい気持ちにさせます。
作中に マリという女性が出てくるんだけど、女性としての潔さや優しさに
非常に あこがれます。
機会があれば、是非、読んでみてください。
by minmijb | 2007-01-14 14:44 | 好きなモノ